ゴムの弊害
下半身の締めつけを取り除くことで身体の機能が十分に働くようになります。
①一番危険なのは、ウエスト部分のゴム
②ゴムはゆるくてもダメ。体にストレスを与えます。ヒモは指圧の効果で〇。
③腹巻のような伸縮のある生地も体にストレスを与るので、ダメ!
下着は大体この部分を圧迫するものが多く、しかもパンツはお風呂やトイレ以外、四六時中圧迫しています。
この圧迫の原因となるのが、ほとんどの下着に使われているゴムです。
きつくゴムで締めていないとずり落ちてしまいますが、子供のころから締め付けているので皮膚感覚も鈍くなっていて痛いと感じなくなっています。(試しに普段あまりしめたことがない二の腕などにゴムバンドを締めると痛くなってくるのを感じるし、締めた後の赤い斑点が浮き出て皮膚がシワシワになっていたりします。)
ウエストをヒモで痛くないように縛り息を吸ってお腹をへこませれば、腰骨まで落ちる形だとウエストに後が残らず、身体に影響も与えません。
ウエストにパンツの跡が残るように、いつも皮膚を締め付けていると、交換神経をいつも興奮、緊張させる状態になり、血圧が高くなる状態をつくります。
身体を安静にしているとき― ウエストを締め付けていると使わない筋肉、臓器などには、あまり血液が送り込まれません。
寝ているときは、昼間より血圧が非常に低くなっています。
身体のすみずみまで血管が拡張して血液を迎え入れ、ゆっくり流れる血液の循環を良くしています。
そして各部分の組織の新陳代謝を活発にして、たまった老廃物を取り去り、新しいエネルギーを蓄えるよう働いています。
安眠しているときに英気を養います。
寝ているときも昼間と同じようにウエストや、身体のさまざまな部分を締め付けていると、血液のすみずみまでの循環が起こりにくくなります。
例えば、本来なら10のものが循環するところが、8とか6しか循環しないと、その部分だけ細胞が早く老化してしまいます。
また、老化しなくても、身体の各部の機能が衰えてきます。
自覚症状としては、安眠できないことによる睡眠不足など。頭の鋭敏さも欠き、仕事の能力も落ちます。
頭がそうなら、その他の身体の部分にも大きな影響を与えています。
体温に近いお湯に入り長い間つかっていると、血管が拡張して、血液循環がよくなり、疲れだけでなく、肩こり、足のしびれも治ってきますが、身体を締め付けないでいると、同じように、肩こり、足のシビレもよくなります。
締め付けを取り除くと膵臓に十分血液がいき、腎臓にもいく、肝臓にもいきます。
それによって、さまざまな症状が緩和されていきます。
その他変化がみられるのが
アレルギー性鼻炎、腰痛、頭痛、胃炎、高血圧、低血圧、むくみ、神経痛、便秘、ギックリ腰、夜尿症、吹き出物、歯ぎしり、痔、水虫。
これらをみると血液の循環がいかに身体に影響しているかがわかります。
ゴムの入ったパンツをやめることで全身の神経の緊張状態を解放することになります。
特に交感神経という神経は、締め付けた部分だけでなく全身にも影響を与えます。
「レイリー現象:中枢であれ末梢であれ自律神経のどこかに、強い弱いにかかわらず、持続的な刺激を与え続けると病的な自律神経反射をおこす」ゴムひものついた衣類で、体を絶えず刺激していると、血管や内臓の働きなどに変化が生じ、さまざまな病気を招くといわれています。※フランスの医学者、レイリー提唱