所有することって、本当に豊かさなの?
所有することは豊かさに繋がると思っていました。
はじめて
あれ?
と思ったのは
自分が子供を産んで育てたときです。
いつも子供に物を与えるときに
「これは○○ちゃんのだよー」
と、おもちゃや 食べ物を 与えていました。
その言葉をはじめは
?
という感じで受け取っていた子供が
あるときから
「これは○○ちゃんのー」
と言うようになり
友達と物の取りあいになったときには
「これは。○○ちゃんのなのー!」と怒って泣いていました。
それを見て
しまったなーと思いました。
所有するという概念を教えてしまったから
悲しさとか怒りとか欠乏感を植えつけてしまったんだと思いました。
自分自身は
かれこれ2年ほど前
本当の自分に戻りたいと
今までの生活を変えるために
乗っていた高級外車を手放しました。
ステイタスだったので手放すと決断することがなかなかできませんでした。
でも、もう今手放さないと
自分らしい生き方はできないと、結構断腸の思いで手放したところ
すごい解放感につつまれて
衝撃を受けました。
「あれ?所有することが豊かさだと思っていたけれど
手放した後の方が、解放されて自由で、心が軽い!」
実はこの経験は
前にも一度ありました。
それは、9年ほど前に離婚したときでした。
離婚を決意するまえ
ほとんど毎日3カ月間
泣き暮らしましたが
離婚届に印を押して
提出したら
「あれ?すごく心が軽い!何?この解放感と自由さは!
しかも爽やかー気持ちいいー!」
と、その変わりように驚きました。
人や物を所有することが豊かさだと思ってきましたが
本当にそうなの?
と、今は問いかけたいです。