ハートの型の愛の島「タヒチ・モーレア島」
この島は女性的なエネルギーの場所です。
島がハート型をしているだけではなく、美しいセクシャルなエネルギーが脈打つように流れていました。
屈託のない雰囲気の若いポリネシア人のカップルが自分たちの家に来ないかと誘ってくれました。
彼らの家は隠れたビーチにありました。
植物で作られた収納用の小屋はありましたが、人が眠るための家のようなものは見当たりません。
全部で25人ほどの家族がいて、女性の割合の方が少し多いようでした。
彼らは雨が降った時以外は、海辺の砂の上で寝ていました。
海岸の小高い場所には彼らの先祖が造った特別な石造りの建物があり、それはたった一つの目的のため存在していました。
この建物の中で、女性同士、男性同士でお互いの身体をマッサージしあいます。彼らの文化では、同性同士でお互いの身体をケアすることが大切であると考えられているのですが、この理由は、部族の仲間からほぼ毎日マッサージを受けることで、だれもが愛情を受け取ることができようにするためです。
彼らは私たちの多くよりはるかに人生をマスターしています。
彼らはお金は束縛を生むことを知っているので使いません。
お腹が空いたらマンゴ-やバナナの気を探せばいいのです。
こ島には何百種類ものハーブや植物が至るところに生え、どこで何がとれるか熟知しています。
海は彼らの家の一部で銛(もり)を持って海に入れば何でも欲しい魚が手に入ります。
彼らは滅多に病気にもならず、万一病気になっても先祖から治し方を教わっているので、医者には会ったことがありません。
もし地球に楽園が存在するとしたら、彼らはまさにその楽園に生きていました。
続く。
「サーペント・オブ・ライト」より抜粋